社会人になってからというもの、圧倒的に目上の方々との「飲み会」が増えました。会社によっては両親と同世代かそれ以上の上司も多いでしょう。ちなみに私の会社はおじーずの割合が非常に高めです笑。そんなある意味非日常的な空間で、HSP×長女の私が感じた事をシェアしていきます。
おじさまに関わらす、私はお偉いさんに愛嬌を振りまくのが苦手です。正確に言うと、お偉いさんに愛想を振りまく自分に対しての違和感が半端ないのです。といいますのも、私は生まれてからずっと一家の長女としてやってきたので、世の弟・妹たちに比べ年上の人に”好かれよう”と努力する意識が薄く、またその分野に対してのサービス精神に欠けているように感じます。もちろん好かれることに超したことはありませんし、私も悪い印象を与えないよう笑顔をつくり話も真剣に聞きますが、他のメンバーとは少しマインドセットが違うような気がしてしまいます。なんだか自分がゴマをすっているような気持ちになり、会話自体もあまり心から楽しめないんです。
私の同期には弟・妹が多いのですが、彼らと私のお酒に対する振る舞いが対照的でした。弟・妹メンバーは、進められるお酒を断るのがどうしても出来ないようでした。それも家庭で培った、周囲の年上の人を楽しませるサービス精神からきているのかなと思いました。それに比べて私はというと、もちろん全拒否はしないものの「少しで大丈夫です」「もういりません」とツラっ言えてしまう一面があります。私も我ながら”人を楽しませたい”というエンターテイナー性が強い方だと自覚しているのですが、それとお酒を飲むのは別。自分の言葉や行動で楽しませたいのであって、お酒の飲みっぷりで相手を楽しませるという少々古い考えに反発心があるのだと思います。または、心のどこかでおじさま達の”意のままになりたくない”というプライドがあるでしょうか笑。
お偉いさんとの会話の際は、ひとつひとつの言葉尻にも神経をとがらせます。相手が少しでも不快な想いをしないよう、そして意にそぐわないことを言わないようにです。もちろんそこまで考えすぎなくて良いと思いますが、これがHSPの性というもの。相手にとって良くないことを口走ったからには、後々後悔するのは自分ですから。
その甲斐あってか、悪い印象をもたれることはこのかたほぼありません。一方で少々自分の印象が薄いように思います。お偉いさんの中には、少し洒落をかましたり、多少小生意気にうつる若者を好む方が一定数います。まあそこに関してはあらゆる先輩後輩の世界において”あるある”な気もしますが。。。その理由から”あまり自分は先輩に注目してもらえない”と感じることもしばしばあります。
ですが、だからといって無理に自分らしくない振る舞いをすることはありません。上記のような振る舞いは、目上の人との距離感を計るプロの技術。見よう見まねで実践するとやけどします。もちろんお偉いさんに関わらず色んなタイプの上司がいますので、たとえ賑やかな場で目立たなくとも貴方の良さを分ってくれる方が必ずいます。もし全く居ないとすれば、周りの見る目がありません笑、貴方の個性を必要とする環境に移動しちゃいましょう。
長女×HSP系新社会人飲み会あるあるでした。私は基本的に人が好きなんですが、不特定多数の人との交流の場は苦手です。周囲の話・音など様々な情報に敏感に反応してしまうので、その場にいるだけで情報過多になってしまいます。また気を遣う人が参加者の数だけ居るわけですから、増えれば増えるほど、話せば話すほど体力を消耗します。
正直こればかりは慣れが大きいのかなと思いますが、HSPさんの才能は少人数での交流に発揮されると考えます。目の前のひとりに気持ちを集中させ、より相手の話に寄り添い、深い関係を築くことができる。これは簡単そう似見えて最も難しい対人方法だと思います。飲み会のように周囲を巻き込んだ”ノリ”や”雰囲気”には頼れないですからね笑。つまり、人には人の特技があるのです。過去の私のように「目立てなかった」とか「気の利いた返しができなかった」なんて思う必要ありません。皆の個性が同じようなキャラクターじゃ、その物語が面白い訳ありませんから。