スラムダンクの兄弟構成を考察してみた

!!!!映画のネタバレ注意!!!!

映画の感想も含めた考察(妄想)ですので、これから映画を楽しむ方はお気をつけください。

映画の感想

先日、今絶賛話題となっているスラムダンクの映画を見てきた。

結論からいうと、死ぬほど泣いたし、まさかりょーちんのバックグラウンドを掘り下げながら試合を観戦できるなんて…

死ぬほど贅沢だし、何度も言うが死ぬほど泣いた。

物語のキーパーソンがりょーちんの兄だったこともあり、他のキャラクターの兄弟構成が気になった方も多いのではないだろうか。

しかし現在明らかになっているのは、赤木家兄妹と、りょーちん家族だけ。花道の父親が倒れたシーン以外では、メンバーの家庭環境に触れる描写も一切なく、花道父のあの後もしかり、うずうず気になっていた。

あるいみバスケ漫画において、彼らの家庭環境を知ろうとするのは厚かましく、触れる必要なんてないんだ…と気になる気持ちを押し殺していた。そんな私のようなファンにとって、りょーちんとバスケの間にあるコアのような物語を見せてくれた今映画は非常に特別で、意義深いものだと思った。

うん、りょーちんのバックグラウンドも噛み締めながらもう一回漫画見直さないとな。

もちろん、ほかのメンバーにもりょーちん同様、それぞれよ家族関係や物語があると思うと、知りたくて仕方ない。

そこで今回、これまで国内外問わず200名以上の学生と寮生活を経てきた筆者だからこその『人を考察する力』を活かし、キャラクターたちの兄弟構成を推察(妄想)していく。

三井寿

下に歳の離れた弟と妹がいるお兄ちゃん気質。

長男説1)意外と面倒見が良い

花道や流川など一癖二癖どころじゃあない後輩を相手にしている訳ですが、たまに2人の後輩らしからぬ態度にイライラしつつ、内心憎めない奴らだと大切にしているように見えます。

映画の中でも、幼少期のりょーちんが1人でバスケをしている様子を見かけ、ある意味「何かしてあげたい」という面倒見の良さが三井を動かしたのではないでしょうか。実さにりょーちんは、三井の行動や言葉に、本当の兄を重ねていますね。

長男説2)絶妙に抜けている

どう言う意味?という感じだと思いますが、意外と一家の長男はしっかり物のようで不器用だったり、優等生であろうと無理していた反動から、少々やんちゃな道を辿る傾向があります。

そのような、頼りになるけれど、意外と不安定で危なっかしい。そんな性質を隠し持っているのが長男の特徴です。

あ、あとプライドが高い。

実際に三井も、中学まではスターとして扱われていました。その影にはそれ相応の努力がもちろんあったと思いますし、学生の中でいう“優等生”だったのではないでしょうか。

安西先生に対しての礼儀も素晴らしいですし、学校の先生にも信頼され、問題もうまく切り抜けてそうなタイプじやないですか?笑

このように、自分自身に“完璧”を求めていた三井だったからこそ、想像もしていない出来事に対してと耐性は弱く、しかしプライドも中々捨てられないまま自暴自棄となり、喧嘩三昧になってしまったとも考えられます。

また、私は三井の体力へろへろになっている姿が大好きなのですが(笑)、その様な、こちらを心配させる不安定さとスリーポイントシュートの爆発力を併せ持ったプレースタイルも、心なしか彼の長男としての性質を表しているように感じます。

流川楓

一人っ子か、上に兄または姉がひとりいると予想。

一人っ子説)群れず、自分の世界観を持つ

流川はアニメの中でも基本対人関係のスタイルは一貫していて、どんな人とも一定の距離があるように見えます。(チームメイトにパスをするなどの信頼は生まれてきますが)

本人には悪気も自覚もなく、“別に興味がないから…”なんて言っていそうですけどね(笑)。

1人で音楽を聴きながら自転車をこいだり、バスケをしたり…。バスケの事にしか興味がないからだとも言えますが、1人を苦だと思っておらず、自分の世界を大切にしているように見えるからです。

これだけ人と群れずに自分とバスケの世界を確立できるのは、一人っ子ならではの個性なのではないかなと思いました。

末っ子説)負けず嫌い

一方で、あの試合の中での反骨精神や“勝利への執着”はどこから来ているのかと疑問に思うことがあります。

あのような負けず嫌いさは、もちろん一人っ子にもあると思うのですが、活躍するアスリートは圧倒的に末っ子が多く、流川のあの勝利への執着は末っ子の所以なのかなとも思います。

また一人っ子は意外と寂しがり夜ですので、群れずに1人の時間を好むのは、わりと家族に溺愛されてて干渉されることに疲れている…なんて理由もありそう。

流川を溺愛していて過干渉気味な母親が居る中で、流川より比較的年上で、必要以上に干渉しようとしない穏やかな性格の兄か、お喋り好きな明るい姉がいるような気もします笑。

桜木花道

本命は一人っ子。でなければ歳の離れた兄のいる末っ子と予想。

一人っ子説1) 物事にはまるととことん熱中

バスケをはじめた理由は春子ちゃんですが、その後のバスケへの沼り具合と、それを極めんとする集中力といったら右に出る人はいませんね。一度ハマればとことん極める、一人っ子のひとつの特徴だとおもいます。

一人っ子説2) 先輩との関係作りの上手さ

一人っ子は生まれてから兄弟いないため、自然と親をはじてめとする年上と遊んだり関わったりする時間が長いんです。そのため、年上との人間関係作りが上手な傾向があります。

喧嘩っぱやい花道に、平和主義者だというとやや反対意見がありそうですが。このメンツ、と心に決めたメンバーにはとことん心を許したり、喧嘩を除けば人に愛想良く接することができていますね。

また、話を広げれば彼はちょっぴり寂しがりやではないでしょうか。先程も述べましたが、ひとりっこは意外と寂しがりやさん。若干構ってちやんの花道の性格と重なる面があると感じました。

一人っ子説3 ) ナンバーワンよりオンリーワン

流川とのライバル関係を見ていると「俺が1番になりたい」「あいつを超えたい」という気持ちが強く映るため、流川と同様の理由で末っ子気質かなとも思ったのですが、よくよく見ると自分のオンリーワン的なプレースタイルを誇りに思っている節が強いのではないかとも思いました。

それを代表するのかリバウンドですが、相手に何かしら勝つ瞬間よりも、花道だからできるプレースタイルを決める時の描写がもっとも彼の充実感につながっているように感じるのです。いわゆる『特別感』が大切なんですね。

その特別感を好むのはもちろん全人類見なそうとは思いますが、ナンバーワンよりオンリーワンに惹かれるのは一人っ子の性質なのです。

末っ子の理由1)圧倒的な負けじ魂

花道の負けず嫌いっぷりは見ているこっちを奮い立たせてもらうものがありますね。流川に対するライバル心にはぷぷっと笑えてくることも。とにかく彼は相手チームはもちろんチーム内でもライバル意識を持ち、常にナンバーワンでありたいとの想いが強いです。この流川に負けず劣らずの負けん気は、末っ子同士だからなのかも。

末っ子の理由2)あの憎めないやつ感

花道は時に生意気な口を叩きますが(特にチームの先輩メンバーにはよく頭はたかれてますね笑)、それでもあのニカっとした笑顔のような愛嬌があったり、花道なりに一生懸命に努力する姿も見ていますので、“なんか憎めない可愛い後輩”と思われているのではないでしょうか。何

より花道自身が先輩メンバーを心から慕っているようにも見えますので、それが伝わっているのだと思います。

このような“ちょっと生意気だけど可愛い奴”と周囲に思わせるのは末っ子の特徴なのではないでしょうか。

特に姉ではなく兄を持つと思った理由はの一つは、あまり女性慣れしていない様子だから。

もう一つは、歳が離れていて、しかも優秀な兄(居たとしても離れて暮らしていそう)と自分を比べ、どこか劣等感を感じていてのではと考えました。だからこそ“負けたくない”という誰より強い気持ちが鍛え上げられたのかななんて思いました。

最後に

ここまで見てくださりありがとうございます!

もちろん全てわたしの考察(大妄想大会)ですので

「そんな見方もあるんだね。へえー、面白い女」

と思っていただけたら幸いです。今後もスラムダンクからもらった励ましを胸に、途上国飛び回ってきます…!!!

 

cocona

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