私はよくカフェに行きます。
と言ってもお洒落な女性たちが集うような映えるカフェではなく、チェーンカフェです。コメダとか、ドトールとか…。
なぜなら一度入れば結構長居できるから笑
外の空間にいると、家ではどーもめんどおくさく感じてしまうようなコトをする気になります。ここ最近だと、クレジットカードの登録とか、調べるべき事務手続きな事とかとか…
クレジットカードだして呑気に外でポチポチできるのなんて、平和ボケした日本だけな気がしますけどね、皆さんは真似しないでください笑
前話は長くなりましたが、今回私が提起したいのはこの類いのカフェに必ず1人はいる『おじいちゃんたち』についてです。これは特定のグループや人を指しているのではありません。
カフェ御用達勢には少し共感してもらえるかもしれないのですが…本当に多い。私がカフェ好きになったのは2年ほど前ですが、これも少子高齢化を実感する一つの現象なのかと思うほど。
そして私が遭遇する多くのおじいちゃんは、皆さんお一人で座っていらっしゃいます。たまにご夫婦で。
ここで、私がわざわざ話題に挙げていますのは、彼らがカフェに『居ること』自体が気になっているのではありません。
気になって仕方ないのは、『一体何を考えているんだろう?』という一つの疑問です。
私がお見かけする多くのおじいちゃんはお一人の方も多く、ひたすらコーヒー一杯を飲みつつ、ぼーっとしている(あくまでように見える)事が多いです。
一方で私を含む若者や中年層(良い言い方が分からないです…)の方がお一人でいる場合、パソコンやケータイを使って何かをしていたり見ていたりする事が殆どです。何もせずにぼーっとしている。というのはなかなか見ない光景な気がします。
これは非常に個人差がありますが、私の場合カフェでなんの道具(本や勉強道具)も持たずに1時間色と言われると、手持ち無沙汰で“暇”でしかなくなってしまうからです。そんな状況になれば、もはや否応なく考え事に耽ることが出来るのかもしれませんが…。
ひとつ目のような学びがある一方で、人によってはやはりどこか“寂しそう”な印象を受けてしまう時があります。正直これは私の押し付けかもしれませんし、むしろそうであって欲しいとも思います。
ですが近年高齢者の孤独化が問題視されており、特に男性は女性よりも人との繋がりを保つのが苦手なかたが多いため、孤独化に陥りやすいという論文もあります。
(根拠はありませんが、私がみてきた中で、1人でカフェにいらっしゃる高齢者の多くが男性であるということも何らかの関係があるのかもしれないなと思ってしまいます)
私自身も1人の時間を楽しむためにカフェに訪れるわけですから、特に誰かと雑談したいわけではありません。ですが、なんだかたまにおじいちゃん達を見て寂しさを感じると“話しかけたい…!”という衝動に駆られる時があります。
聞く人が聞くと、理解できない、気持ち悪いと思われてしまうかもしれないですね笑
話しかけたい、と言ってもあれですよ、“こんにちは〜”とか“お天気良いですね〜”とか“お洒落なお洋服ですね”とかです。決して長話しや雑談をしたいわけではなく、あくまで『私は貴方の存在を認識していますよ』と伝えるのが目的です。
そうしたちょっとした事だけで、人は自分と社会•自分と人との繋がりを認識できます。このような一瞬の挨拶が、その人の一日を少し特別なモノにする。そんな事もあり得ると思っています。
実際私はこの衝動に駆られ、一度カフェの向かい側に座るおじいちゃんにニコっと笑顔で会釈した経験があります。(喋りかけてないんかい!)
その際も、たまたま目が合ったから…というきっかけに過ぎなかったのですが、“わたしは貴方を見ているよ”という気持ちを一方的でも伝えたいと思っていました。
すると、そんな私の仕草と表情を見たおじいちゃんは一度少し驚いた様に目を丸くしていましたが、次の瞬間とんでもない可愛らしい笑顔でニコッと会釈してくれました。
また相当嬉しかったのか、その方が席を立ってもう一度戻ってくる際や、帰り際にも、同じ様にニコニコした笑顔で何度も会釈して下さっていました。
そのカフェは特に行きつけでもなく、それ以降そのおじいちゃんとお会いすることはありませんでしたが、私が“したい”と思っていた行動はあながち間違って居ないのではないかと考える出来事となりました。
カフェは1人を楽しむ最高の場所である一方で、様々な世代交代人が集い、心のどこかで人との繋がりを求めている人は必ず居る。
全ての高齢者の方が繋がりを求めにきているとは限らないし、今の風潮の中で声をかければ、たとえちょっとした挨拶でも怪しまれてしまうかも…
それでも目が合えば笑顔で会釈したり、一言声をかけてみると、お互い最高の気持ちになれる瞬間が一度はあるはずだと思っています。
自分の一言で、誰かが少しでも明るく前向きな気持ちになってくれれば、こんな嬉しいことはない。そんな、私得、自己満の世界です笑
この様な視点をもって、一度カフェを見渡してみてはいかがでしょうか?さ
最後まで見てくださり
ありがとうございます