僕は2021年の7月。約3週間バングラデシュを旅行しました。
短い期間の中でも少しばかり現地の文化を体験したのでそれを書き残していこうと思います。
こちら一見刺青に見えますよね。
これは「ヘナペイント」と言って、現地では結婚式やパーティーなどイベント事の際、特に女性たちがアクセサリーの様な感覚で身にまとうペイントアートです。
“ヘナ”というのは染色性のある植物の名前です。最近は日本でも「肌に優しいヘアカラー剤」としてもポピュラーになりつつありますよね。
デザインも多様にあり、「ヘナ デザイン」で検索すると無数に出てきます。見るだけでも美しく、デザインのインスピレーションをもらえるものばかりです。
ペイント自体は一週間ほどできれいさっぱり無くなりました。初めて見る方は“なんだか怖い”と思われる方もいるかもしれませんが、僕自身はエスニックな要素がありつつも美しいデザインでとても好きでした。
写真は僕のではありませんが、ラッキーなことに仲良くなったホテルスタッフがご好意でしてくれました。普通は美容サロンの様なお店に行って施してもらいます。施術相場は1000円〜5000円と、技術によって金額が大きく異なるとのこと。
バングラデシュの交通手段で、最も多いのはこの力車だと思います。その次に車、次にバイクと言ったところでしょうか
日本の人力車と聞こえが似ていますがは少し違います。力車は人力ではなく、ドライバーが前で自転車を漕ぎ進めています。
僕は訳あって現地の友人とほんの数メートの距離を乗りましたが、【基本的に乗ることはやめた方が得策】です。
というのもバングラデシュでは交通事故が当たり前。車やバイクと力車が衝突してしまえば間違いなく命はないでしょう。
交通費は数メートルの距離で30円ほど。
炎天下の中で人を乗せて自転車を漕ぐ彼らの仕事と賃金を見合わせると、どれだけ過酷なお仕事かが明らかです。
それもあってか、力車漕ぎの方は非常に痩せている人が多かったです。
カレーなどをはじめとする食事を手で食べることは、中東地域のイメージとして既に広く根付いているものと思います。
もちろん僕も知識として認知はしていましたが、なんだかんだ実際に目にするまでは
「全員が全員そうなのか、現代において少し大袈裟なのではないか」「現代の若者なら、スプーンで食べる人もある程度いるのではないか」なんて思っていました。
いざ現地の人たちとの食事の場に。少しでも「現代の若者なら…」なんて傲慢な考え方をしていた自分に気がつきました。
無意識のうちに「手で食べる=後進的」という概念を持ってしまっていましたが、これは彼らの培ってきた“大切な文化”のひとつ。
だからこそ、老若男女問わず僕が見る限り全員が右手で、それはまあ綺麗に、器用に食べていました。
彼ら(ムスリム)は決して左手は使いません。彼らの信仰するイスラーム教で、左手は汚れの手とされているからです。
信仰心の深さは個人によって様々ですが、宗教心を超え、既に彼らの国固有の価値観として根付いているのだと思います。
実際に初めて手で食べた際、僕の心中は
“ゔおおぉう…!やばいってこれめっちゃご飯手で触っちゃってるよ?え、これお行儀悪く見えてないよね?食べるのめちゃくちゃ下手だけど食べ方汚って思われてないよね?(周りめっちゃ見る)、なんか自分の中の野生味が溢れてくる感じ…や、そんなこと思ったら失礼か…っやばい爪の間にカレーが…”
こんな感じでした。
バングラデシュに行ってとにかく感じたのは…まぁとにかく写真を撮りたがる!ということ。
それはそれは我が日本のJKが如く、老若男女、むしろ「おじーず」を筆頭に彼らは写真を撮りたがるのがかなり印象的であった。
僕が日本人ということもあってか、どこにいっても周囲の注目を集めてしまい、写真を撮る様催促されるものだから、そこそこのスターになった気分になるのだ。
彼らの多くは写真を取り、それを話のネタにしたり、Facebookにあげているようで
正直娯楽が少ないバングラデシュでは「話し」が最高の娯楽であり、少しでも「ネタ」になる様なことがあれば記録に残しているのだろう。
これの風潮は日本の田舎と通じるものがある気もする。
以上読んでくださりありがとうございました。他にも知りたい事などあれば、気軽にコメントしてくださいね。
皆様の良い旅を願って!