この記事を開いてくれて、ありがとう。この題名に誘われてきた貴方は、きっと誰より優しくて、繊細で、心の柔らかい人だと思う。ここでは、私が自分のことを愛せずにいた話や、（今でもなんか嫌に感じるときも普通にあるよ。）そこからどう考え方が変化していったかを書こうと思います。
このブログを読んだからといって、自分が大好きになる訳けではないし、悩みが解決するような魔力もない。でも、貴方と私で少しでも気持ちを分かちあうことができたら、、、昨日よりほんの少しだけ、心が軽くなれば、、、そんな想いで書いていくよ。
coconaが、”私は自分のことが嫌いなんだ”と気づいたのは大学一年の冬。私の住んでいた地域はとにかく寒くて、厚手のもこもこのニットがお気に入りでした。
私の性格はというと、比較的明るくて、少しドジなところもあってか、笑いを起こすこともしばしば。友達大好きだったし、周りにも大切にしてもらっていた気がします。自他共に認める”いつも笑顔の優しい子”でした笑。
一方で、隣の芝生は青いマンといいますか、身近な友達の成長や成功を知ると、喜びと同時にくる焦り、不安、嫉妬。もともと競争心が強いせいかと思っていましたが、こんな自分の僻みたらしい部分に苦しんでいました。悲しく、むなしい気持ちになるんです。出来事にも、自分の性格に対しても。
様々悩みながらも、念願の希望大学に入学。自分を変えたい、成長したい。そんな漠然とした希望と緊張で、大学生活がはじまりました。
友達もでき、部活も楽しい、好きな人なんかもできちゃって。。。がらっと変わった環境と人間関係。それでも変わらなかったもものはなにか？
それは、”悩み方”でした。
どんなに違う場所に住み、誰ひとりとして知らない学校にきても、ふとした時に沸いてくる、人への嫉妬心。こんなに大切な相手なのに、どうして心の底から相手の幸せを喜べないんだろう・・・そう思って自分への嫌悪感のダブルパンチでした。
そんな中出会ったひとりの先輩。部活で知り合ったあの人とは、２人で遊ぶ仲でもなければ、部活でも特に関わりのある人ではありませんでした。もちろん挨拶はしますけどね。
そんな先輩と、大学の休憩ラウンジで二人っきりになった瞬間があったんです。本当にたまたま。片手に飲み物くらいは飲んでたかな。その時、その先輩がおもむろにこう言ったんです。
「自分の長所１０コあげれる？」
私は「へっ？」と気の抜けるような声が出てしまいましたが、先輩の目が冗談をいっているようでもなかったので、しぶしぶ挙げていこうとしました。「いつも笑顔なところ、人に少し優しい所、、、、」
3つめが挙がらないんです。あれ？あれ？私ってこんなに良いところないっけ？すると先輩が「考えすぎなくてもいいよ、あと３コくらいどお？」私はなんとか絞り出し「友達を大切にできるところ、家族を大切にできるところ、人へのサプライズが好きなところ、、、」とかなんとか合計７コくらい出したんです。（その他忘れてしまいましたが笑）そんな私に先輩は「coconaは人をすごく大切にしてるんだね」といいました。よく考えてみると、はじめに言った”笑顔”以外、ぜーーんぶ人ありきにの内容だったんです。本当に無意識でしたので、自分でとても驚いていました。そんな中先輩がもう一言
「coconaは自分のことが好きじゃないんだね」
こう言われた瞬間、なんだか自分の体がビビッとくるような感覚になりました。衝撃だったんです。だって私は今まで、自分が自分のことを好きか嫌いかなんて、わざわざ考えたことすらなかった。むしろナルシストな一面すらもっていると思っていたのです。（お恥ずかしながら。。）でも、不思議と嫌な感じはせず、むしろ衝撃が落ち着くにつれ、妙な納得感と、ホッとしたような気持ちすら芽生えてきました。
その時改めて私は、「あぁ、私は自分のことが心ののそこから愛せていない、許せていないんだ」と分かったのです。そしてその事実を素直に受け入れることができました。
私が今まで自分と向き合うことができたのは、いっちばんはじめに、この気づきがあったからです。
気づかせてくれた先輩は、なぜあのときそんな質問を私にしたのか。実はその後の会話はほとんど覚えていないんです。ただ、今でもその方に心から感謝しています。
次の記事では、その後”自分嫌いな私”がどんな行動をしていったのか書いていきます。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。おやすみなさい^^