皆さん“いきつけの店”といえば何を思浮かべますか?
私は居酒屋やお洒落なバー…お気に入りのご飯屋さんや、美容院を思い浮かべます。
自分の好みを既に知っている店主。自分の髪質を理解してくれている美容師さん…行きつけがあることによる良い点は沢山ありますよね。
ですが私は、行きつけの店がつくれません。
店員さんが私を「不特定多数の客ではなく、私個人として認識した」時点でもう行かない、というかいけない。
ここで敢えて前置きすると、私は学校や職場など所属するコミュニティの中では比較的明るく、話の中心になることも少なくない立ち周りが多いです。
ただ、そのコミュニティを出た途端、自分の外交スイッチがぷつんと切れてしまう。
すっかり内向モードの私は、人と話すことを嫌うようになるのではありません。ただ、人と継続的な関係を築くことをシャットアウトしてしまうのだと思います。
誰にも認識されないような、村人Aでいたい。
なぜなら、自分に期待させれるのが怖いから。
自意識過剰なのを承知で、一例として美容院の話をします笑
私、そもそも美容院苦手なんです。や、めちゃくちゃ好きだけど。もう毎日シャンプーとトリートメントして欲しいけど。
なぜかって、キラキラしてるから。
美容師さんたちの放つ華やかなオーラに圧倒されて、しっかりメイクやきちんとした服装で武装しないと、ほんとに顔をあげられない笑
HERMESのショップにスウェットで入れないみたいな感覚です(大袈裟に言うと)
なので、容姿だけではなく、外面もまあ武装します。なんというか、声のトーンは高いし、ぶりっ子してしまうと言うのでしょうか。良い客ぶってしまうんですよね(自分の中で)
もちろん根本的に人との会話は好きなので、そこは素で楽しいこともありますが、あくまで内向モードなので、気を使いすぎて疲れてくることも。
その中で、商品である良いシャンプーの話をしたり、次もきて欲しいという旨を話されますよね。
そんな「“良い客”でいて欲しい」という、顧客として求められる期待。
もし2度目に行って、3度目に行かなかったら。他の店を挟んだりしたら…
あのお世話になった美容師さんに申し訳ない。そんな気持ちになってしまう自分がいるんです。
なぜそこまで?
それは、相手にとってはなんてことないセールストーク。でも私にとっては店員さんであれ、ひとりの人間として真剣に言葉と向き合いすぎてしまうんです。
それはすごく良いことのようにも見えますが、やっぱりそれは考えすぎ、もっと気軽にに考えるた方が良いよな、とも思います。
ただ、これは後付けかもしれませんが「一つの場所に縛られたくない」という、自由をとことん求める私の性格も関係しているかもしれませんね。
だから私は、のらりくらりとまたホットペッパーへの旅に出る。
もし、“ここに通い続けたい”そう心から思える美容院があれば、正直天晴れです。
その時はまた、こんな私が行きつけに出来る美容院はどんなとこか、ブログで紹介しますね。
人と違うところでこじらせている繊細さん、そんな不器用なところも、意味わからない人間らしくていいんです。合理性で肩がついたら、人間はにんげんでなくなりますから笑
それでは、今日も自分らしい一日を!