遠距離恋愛を味方につけるたった4つの方法

中国留学

“留学”と聞いて心配なことの一つ。それは「今付き合っている恋人との関係」つまり遠距離恋愛です。

遠距離恋愛と聞くと“お互いの気持ちが冷めて別れてしまう”そんなイメージが根強くあると思います。

留学がすでに決まって心配な方はもちろん、「それが理由で留学に踏み出せない」なんて方も居るのではないでしょうか。

私ももれなくその一人でした。当時私が彼と付き合い始めたのは、なんと中国留学に旅立つちょうど1ヶ月前。2人だけで過ごした時間や思い出も、ほとんどない状態でのお別れです。今思えば、何でそのタイミングで付き合ったの?という感じですよね笑

その恋人とは今年で付き合って約4年になります。

周りからは“絶対に別れるだろう”と思われていた私たち。ですが遠距離期間を経て“より一層強い絆”を深めることができました。

本記事では等身大のエピソードをもとに、遠距離恋愛を2人の絆をさらに深めるチャンスに変える方法を書いていきます。

絆を深めるたった4つの魔法🪄

電話でのコミュニケーションを大切に

私は1年間中国に留学していたのですが、それが初の海外渡航。勉強していったはずの中国語も全く話せず聞き取れず。とにかく最初の1ヶ月は心細かった思い出があります。

そんな中、心の支えだったのは『家族や恋人との電話』です。“今日はこんなことがあったよ”と母国語である日本語をのびのびと話せる相手は限られていますし、“無条件に私の帰りを待っていてくれている人が、この海の向こうにはいる”という特別な安心感から、ますます彼への愛情が強まりました。

また当時の彼は教員試験に向けて猛勉強中でしたので、相手にとっても私との電話が良い息抜きになっていたようです。

私たちの場合は中国と日本ということであまり時差がありませんでしたが、もちろんより大きな時差がある国へ行く場合も多いと思います。ですので頻度やタイミングはそれぞれが良いです。ここで主張したいのは、メッセージだけではなく“電話での生のやりとり”を定期的にでもすることの大切さです。

その際、必ずしもテレビ電話にする必要はありません。私は正直したかったのですが、彼が頑なに恥ずかしがっていたので片手で数えるほどしかしませんでした。皆さんカップルに合う形を試行錯誤してくださいね^ ^

小さなモヤモヤを溜め込まない

コミュニケーションは電話を大切にということでしたが、ただ長時間・頻繁にすれば良いと言うものではありません。何事も量より質問、相手への不満やモヤモヤを溜め込んでしまえば結局どこかで限界がきてしまうからです。

一方“言いたい事を言う”ことと“なんでもストレートに発言する”というのは似ているようでまったく違います。高ぶる負の感情を勢いでぶつけるのではなく、自分の気持ちを丁寧かつ素直に伝えるコトが重要です。

留学をして半年が経った頃、毎日現地の環境に揉みくちゃになっていた私は、どんどん彼へのことにまで頭が回らなくなっており、毎日5,10分の電話ですらも心の負担のように感じてしまう時期がありました。ですがもちろん、彼はそんな私の心を知る由もなく電話をかけてくれます。「負担に感じた状態で続けるのは私も辛いし相手にも失礼だ」と思った私は、最近の自分勉強で忙しく少しの電話も負担に感じてしまう時があること、今は心が彼に向けられていないことを丁寧に、素直に、またごめんねという気持ちで話していきました。

その際彼の返事は『君が今頑張っているのがすごく伝わるから、応援してるし、尊敬してる。今は自分のことは無理に考えなくて良いよ』と。驚くほど余裕があり落ち着いた様子に、逆に惚れ直すと言う惚気落ちですみません。

;パートナーの方へ:

留学中は今までとは全く違う環境に身を置くことで、一時的に目の前の事にしか気持ちが向けられなくなってしまうことがあります。そんな時は“もう冷めたんだ”と結論を急ぐのではなく“今は目の前のコトに集中して大丈夫”とパートナーさんを包み込んであげて欲しいです。そんな余裕ある貴方の姿勢を示すことで“私が帰る場所はやっぱり貴方だ”と再確認できるきっかけになります。

反省エピソード

ここまで留学の遠距離恋愛を乗り越えてきた私なりのヒントを散りばめてきましたが、もちろん反省点も沢山あります。

ある日トルコと韓国の男友達4人で夜のクラブに出かけた事がありました。ある1人の誕生日祝いという事で半ば強制的に連れ出されてしまったのですが、どう考えても恋人が聞いて良い気持ちのする状況じゃあないですよね。

私は相手の気も考えず、あった事をそのままぜーんぶ、しかも楽しそうに話してしまったものですから。どんどん相手の機嫌が悪くなり、最終的には電話を切られてしまいました。

そもそもそんな環境に飛び込まなければ良いのですが、海外では色んなことが起きます。だからこそ、起きた事全てを相手に言うというのは電話というコミュニケーション手段しかない中ではあまりに危険です。私も当時二日間ほど連絡がつかず、“ああもうこのまま別れるかもしれない”と、全く授業が頭に入ってきませんでした。

感謝と尊敬の気持ちを素直に伝える

“言いたいことを言う”にも通じますが、お互いの気持ちをフィジカルに、ダイレクトに伝えられないからこそ、大げさなくらいに感情を伝えることが大切です。“今日も電話してくれてありがとう”“毎日バイトや勉強頑張ってて尊敬してるよ”などなど、なんでも良いのです。

やや恥ずかしさもあるかもしれませんが、留学先では周囲の留学生の影響もあって少し大胆になれるもの。日常の小さなありがとうや相手への尊敬の気持ちは、常に身近で生活していると伝えることを忘れがちです。

遠距離恋愛の経験は、相手に素直な気持ちを伝える大切さ、そして一緒に居られる事がいかに尊いことかを私たちカップルに教えてくれました。

その経験は、ずっと近くに居るのが当たり前だったカップルにはない、大きな財産です。

留学先で旅行デートをする

そんな私達ですが、留学後半に差し掛かった頃“別れの危機”が訪れました。それは私の一方的な気持ちの変化が原因で、留学先での人間関係が充実しすぎてきたことで(贅沢な悩みですね…)完全に恋人の存在が薄れてしまっていました

恋人と電話する時間がもったいないなんて思ったこともあり…我ながらとんでもなかったですが、私も私で相手を心から想えなくなっている自分の変化にとても苦しみました

そんな相手への気持ちが急降下している矢先、彼が中国旅行にきてくれることになりました。本当なら楽しみで待ち遠しいはずなのですが、当時の私の心境と言えば

“全然好きじゃないのに今来られても困る”

でした。あゝなんて白状な。パスポートもつくりとても楽しみにしてくれている相手とのテンションの差に、罪悪感が私の心をジリジリと蝕んでいました。ですがそんな時こんな言葉をかけてくれる先輩がいました。

『そんなに深く悩まなくても大丈夫。これも一つの人生経験だと思って楽しんだら良いじゃない?』

日本で出会った駐在妻さんのこの言葉ですが、とても心が軽くなったのを今でも覚えています。

結果として、彼がその時期に来てくれたことは大正解。二人きりで中国のホテルに泊まり、見たことのない世界を旅する。話が通じ合うのは隣に居る恋人だけ。そんな特別な環境はある意味で私たちにとってひとつの“乗り越えるべに壁”となり、2人の仲はぐんっと近づきました。彼が帰る時にはもう大号泣。約4泊5日の短い旅でしたが、彼は私にとって一層特別な存在になっていました。

まとめ

ここまで私の経験をふまえ「遠距離を味方につける方法」を紹介してきました。一つ一つ見てみると、全く特別なことはしていませんよね。ですがそんな小さな工夫を積み重ねていくには、お互いの努力は必要不可欠なんです。

そんな筆者も、遠距離に関わらず、自分に素直になれずに不満や不安を溜め込んでしまう時もあります。誰しも完璧なんてあり得ません。

ただ、お互いより良い関係であるために“悩みもがくことが出来るか”が何より大切だと思います。

遠距離恋愛は恋愛の『敵』か『味方』か。それは貴方とパートナーの捉え方次第で大きく変わります。

これを見てくださった貴方の留学と恋人との関係が、2人にとって1番良い方向に進みますように。陰ながら、心から。応援しています!!

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